2012年度事業で進めていた「小児がん喪失ガイドブック」(p111)がこのほど完成しました!
「本ガイドブックの概要と目次」を以下に抜粋します。
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本ガイドブックは4つの章から構成されています。
第1章「私たち小児がん喪失家族の心のありよう」では、安道と安井が過去の喪失体験をふり返り、「葬儀・供養のこと」「病院・医療従事者のこと」「ご近所や親戚、学校のこと」、そして「自分のこと」として取りまとめました。
当時の私たちのさまざまな心の葛藤を読みとっていただけると思います。
第2章「私たち小児がん喪失家族のいま」では、わが子の生きた証を残そうとしている人、医療や小児がんに関わりながら生きようとしている人、そして喪失コミュニティを作ろうとしている人たちを取り上げました。
私たちエスビューローも小児がんに関わりながら喪失のコミュニティを作ろうとしている団体そのものです。
短かったわが子の人生とは何であったのかという意味を問うなかで、喪失後に大きく人生が変わる人も少なくありません。
私たちをはじめ何人かの実際の例を紹介させていただきました。
当時の私たちのさまざまな心の葛藤を読みとっていただけると思います。
第2章「私たち小児がん喪失家族のいま」では、わが子の生きた証を残そうとしている人、医療や小児がんに関わりながら生きようとしている人、そして喪失コミュニティを作ろうとしている人たちを取り上げました。
私たちエスビューローも小児がんに関わりながら喪失のコミュニティを作ろうとしている団体そのものです。
短かったわが子の人生とは何であったのかという意味を問うなかで、喪失後に大きく人生が変わる人も少なくありません。
私たちをはじめ何人かの実際の例を紹介させていただきました。
そして第3章は「葬儀・法要・納骨のQ&A」としました。
これは当団体で平成24年8月に開催したロス・カレッジ2DAYセミナーがベースになっています。喪失家族である参加者から出された「葬儀・法要についての質問」「納骨・お墓についての疑問」「さまざまな思い(2DAYセミナー1日目の感想より)」に対して、講師である碑文谷創(ひもんや はじめ)さんが答える形式をとっています。
葬送ジャーナリストの肩書をもつ碑文谷さんは葬儀の評論家として著名な方です。
慣習的な葬儀にまつわるさまざまな「しきたり」の由来や元々の意味などを教えていただいたことで、「形式にとらわれなくてよいと分かり気が楽になった」という参加者の声が多く聞かれました。
その問答の抜粋です。
これは当団体で平成24年8月に開催したロス・カレッジ2DAYセミナーがベースになっています。喪失家族である参加者から出された「葬儀・法要についての質問」「納骨・お墓についての疑問」「さまざまな思い(2DAYセミナー1日目の感想より)」に対して、講師である碑文谷創(ひもんや はじめ)さんが答える形式をとっています。
葬送ジャーナリストの肩書をもつ碑文谷さんは葬儀の評論家として著名な方です。
慣習的な葬儀にまつわるさまざまな「しきたり」の由来や元々の意味などを教えていただいたことで、「形式にとらわれなくてよいと分かり気が楽になった」という参加者の声が多く聞かれました。
その問答の抜粋です。
第4章「新しい価値体系への変革」は本ガイドブックのまとめです。
わたしたちがこのブックを通じてお伝えしたいことは、「新しい価値観をもちましょう」ということです。それは「従来の価値観ではもはや生きてゆけない」からです。
そのことを皇后美智子様の相談役でもあった神谷美恵子(かみや みえこ)さんが名著「生きがいについて」の中で語っておられます。
神谷さんは戦時中の東大医学部精神科を支えた3人のうちのひとりといわれ、岡山県のハンセン病患者施設で精神科医にも就かれていました。
古今東西の苦悩と生きがいの研究をベースにしたこの著書に学びましょう、という呼びかけをし、最後をまとめております。
わたしたちがこのブックを通じてお伝えしたいことは、「新しい価値観をもちましょう」ということです。それは「従来の価値観ではもはや生きてゆけない」からです。
そのことを皇后美智子様の相談役でもあった神谷美恵子(かみや みえこ)さんが名著「生きがいについて」の中で語っておられます。
神谷さんは戦時中の東大医学部精神科を支えた3人のうちのひとりといわれ、岡山県のハンセン病患者施設で精神科医にも就かれていました。
古今東西の苦悩と生きがいの研究をベースにしたこの著書に学びましょう、という呼びかけをし、最後をまとめております。
当事者である喪失の方々を対象とした勉強会やワークショップの副読本として、言葉で内容を補いながら、ともに考え意見交換をしつつ利用していただきたいと思っております。